Rio_Heart(モンスターハンター小説) - 物語文章
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【4】
「お久しぶりでしたリオさん、最近見かけませんでしたね。」
「こんにちわ、お久しぶりですねタケルさん。
ちょっと具合が悪かったもので…」
「ありゃ、もうお体の具合はよろしいのですか?」
「ええなんとか。ありがとうございます。」
街でうろうろしているとしばらく会わなかったリオさんとぱったり出会った。
「タケルさんは何してらしたんです?」
「ドンドルマ掲示板(略してDKB)を見ていました。
リオレイアに新しい亜種が発見される可能性があるみたいですね。」
「リオハートじゃなくって?」
「どうも目撃者によると見た目はリオハートに似ているんですが動きの素早さも力強さも桁違いなんだそうです。
噂にちらっと聞く金色のレイアとも違うのかなあ…
先日もハンターひとりが犠牲になっているそうですね。生前の写真でプロミネンスピラー持っているこのひとが亡くなったハンターさんだそうですよ。」
「お知り合いだったんですか?」
「いや、そういうことでもないのですけれど。」
「タケルさんはDKB、毎日チェックしているんですね。」
「DKBってなんでしたっけ。ドンキー・コング・ブルース?」
「ドンドルマ掲示板。」
「ああ。
暇人ですからね。」
「そそ、そうだリオさん。」
「なんでしょう。」
「お時間ありますか?」
「大丈夫ですよ。」
「苦労して新しい武器を作ったんですよ。
是非ご披露したく。
何かクエ一緒に行きませんか。」
「いいですよ、行きましょう。
苦労して作った新しい武器ってなんです?」
「へっへっへー。
これだあ!」
わたしはここ数週間、機会がある限りなるべく必要素材を集めようと努力してきてやっと完成した、リオレウスとリオレイアとのそれぞれの逆鱗を使う高性能ライトボウガン、「紅碧の対弩」を構えてみせた。
リオさんの視線が冷たくとがったような気がした。
「すごいっすよこれは。通常弾レベル2と貫通弾レベル1とが連射になります。大型モンスターとの一騎打ちには申し分ない性能ですね。逆鱗集めるのにちょっと苦労しましたが。というかすごく苦労しましたが。まじ苦労しましたが。つうかあれはぶっちゃけありえな」
「良かったですねお目当ての武器が手に入って。
おめでとうございます。」
リオさんは笑顔でそう受け答えてくれた。ひょっとしたらラージャンデグとかもっとすごい武器を期待してたのかな? それで一瞬冷ややかな反応が見えたとか。
あるいはわたしのただの気のせいか。
「と、いうことでわたしの華麗な連射さばきをご覧に入れましょう。
わたしはクエは何でもいいのですが、リオさんなにかお目当てのクエありませんか?」
「私も特に…」
「じゃあ、ま、手軽なやつでいきますか人数も少ないし。
ドスファンゴ@密林、貼りますね。」
「あ、ごめんなさいタケルさん、ちょっと用事があったので待っててもらえます? なんなら他のクエストでも行っててください。」
「あ、結構時間掛かるんですね?」
「1時間くらいですすいません!」
「ハチミツでも集めてきます。ゆっくり待ってますんで急がなくて結構ですよ。」
「はーい。」
わたしは結局、クエストにひとりわびしく行くのもかったるかったので、街で魚でも釣って待ってることにした。
そういえば描くと申し出ておいたリオさんの肖像画、もう完成していたのだけれど渡すのを忘れてしまっていた。
まあいいや。あとで渡そう。
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